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退職者の会 活動報告

社会保障制度学習会を開催

2017/03/22

全印刷局退職者の会は3月10日(金)、全印刷東京支部会議室で社会保障制度学習会を開催しました。学習会には都内支部会員と拡大幹事が参加。菅井義夫退職者連合事務局長、毛塚智己印刷局共済主任専門官を講師に社会保障制度を取り巻く現状と課題について学習しました。
学習会の冒頭、片倉会長が「本学習会を通じて社会保障制度の現状や課題について学んでいこう」とあいさつしました。学習会の要旨は以下のとおりです。

 
第一部 「社会保障制度の動向と問題点」

菅井義夫氏が「国の政策運営の方向違いが、勤労国民・庶民の暮らしから夢や希望を奪っている」と安倍政権の政策運営(特に社会保障制度)を厳しく批判しました。そして社会保障制度を逼迫させている大きな原因のひとつが、日経連(現経団連)が進めてきた「新時代の日本的経営」路線にあり雇用・労働法制の改悪により非正規労働者が社会保障制度から切り捨てられていると説明。結論として「雇用の安定なくして社会保障なし」と述べました。
 
第二部 「共済年金制度について」

毛塚氏が「年金一元化後の共済年金制度の動向について」「退職者への給付状況」「年金に係る物価スライドについて」説明。資料を用いながら6月から0.1パーセント引き下げられること、昨年末の法改正で2021年度からさらに1.1%引き下げられることなど新ルールを解説しました。
参加者は今後とも、学習会や各種行動に積極的に参加し安倍政権による社会保障制度切り捨てと対決し「安心・安定」の制度構築を求めていくことを意思統一しました。
退職者の会